めだどくしょ

読書感想文を書きます。情報科学・技術、プログラミング、アート。Twitter -> @meda_dada

ブログとツイッターを始める理由:「情報の呼吸法」「ウェブ進化論」読了

改めてソーシャルネットワークの使い方を整理する

amzn.asia

今までの人生、なんとなく身近にパソコンとネットがあって、自分が中学の時にはFlash黄金期をリアルタイムで堪能していたぐらいにはネットをやってたけど… この歳(26歳…汗)になって、もう少しウェブ世界の知識を整理したくて読んだ。

1)個の集積による全体世界の理解
2)ネット上の"自分"がお金を稼ぐという経済圏
3)不特定多数無限大×コストゼロによって作られる新たな価値

ホント、ネットを媒介することでコストがほぼゼロで様々な価値を創出できることだったり、知っていても意識できていても今まで言葉で説明することがなかった。

また、そのためのインフラ整備をGoogleが行っていること、そしてGoogleがやっていることに対して「何をして生計を立てているのか」によって対立することがあり得るということを学んだ。これは著書で紹介している例だとGoogleブックスの件がそう。

gigazine.net

Googleについても知識が整理できてよかった。世界政府を創り上げることを想定して知の世界の再編を行っているという説明が腑に落ちた。

ブログを始める理由

ブログは自らの成長のためでもあるし、"ネット上の自分"が新たなチャンスをつかむために情報開示を行っていきたいと思った。

金も人脈も後ろ盾のない人間が手に入れる唯一の手段が、情報の開示なのだと思う(中略)ブログという舞台の上で知的成長の過程を公開することで、その人を取り巻く個と個の信頼関係が築かれていくのである。(p164-5)

アウトプットは知的生産の道具である。それはブログでも同じなのだと整理できた上で、今度はちゃんとブログを書きたいと思った。

ツイッターを始める(予定でいる)理由

一方でツイッター

アマゾンで「自画自賛」などとあまり評価が高くなかったけど、ツイッターに関しては更にド素人なので、津田さんがこれぐらいは自分のことを語ってくれた方が全体像が見えて分かりやすかった。

自分が資本であるという意識が薄れていたが、この本の方法を実践すればネット上の人格が自分の人生を豊かにしてくれるだろうと信じている。少なくとも実践法を真似するのが確実で手っ取り早く思う。

特に、一つのテーマに集中するには自分がメディアになるのが良いだろうというのが今回の収穫。その情報に関しては自分が詳しく語ることができるという意気込みでツイッターを始めていこうかと思う。

これに関しては、もう少し落ち着いたらブログでもツイッターアカウントを載せておく。


他にも本を読み終えているけど、今回は以上で。

リーダブルコード読書会 - 10章

どういう技術書籍を読んでいるのかログを残すためにブログを作った。

早速だが、リーダブルコードの10章を友人のSさんと読んだので報告。

リーダブルコードの読書会はこれで3回目。今回は僕もだがSさんも疲れていらしたため、10章の1章分までにして、あとは近況報告をして帰宅した。 大抵は23時を過ぎるが、それより前に終わるのは今までなかった感じ。

読書会感想

今回の「無関係の下位問題を抽出する」は、3部の始まりとして今までの2部の復習を兼ねたイメージを持つ。真新しいテクニックもないが、それだけ基本を徹底する大事さは体感できた。下位目的を分離した上で、本でも言うような表面上のコードのエレガントさを追求したい。

以前にパラパラと読んだだけのこの本。やはり読み直さないと、このように奥深い命題であろうと普段から"言葉"として上位目的、下位目的を意識できていなかったこを思い知らされる。それを読書会という機会で読み直せるのはSさんがセッティングしてくれるおかげである。

Ajaxの例

自分も仕事での経験が入社してから増えて(現在2ヶ月目を過ぎている)、特に10.3のAjaxを使用した例なんかは身近に感じた。Ajaxの利用は「サーバとやりとりをする」という基本的な上位目的を忘れがちで、その中に下位目的を記述するコードは今触っているサービスにも存在する。Javascriptであろうと使いまわせる関数はどんどん関数化すべきである。

インターフェイスは妥協しない

10.6も中々意識が高い。提供されているインターフェイスで満足するな!というのは、やはり経験があってこそ思いつける考えに思う。そこのギャップをいち早く埋めるには技術書を貪る他ないだろう。もし仕事でここを意識できることがあれば、次は自分も綺麗な(コード上の)インターフェイスを提供したい。

やりすぎに注意

最後に、10.8「やりすぎ」は仕事でもしてしまったミスでもあるので、自分のような背伸び途中にプログラマとしては注意したいところである。 Rubyだが、前に無駄に細かくメソッドをprivate配下に押し込んだ記憶がある…。


以上。

余談だが、Sさんがコーディングができるようになるからアジャイル開発をリードできるようになれる、という考え方を共有してくれたのが嬉しかった。10章でもメソッドの抽象度を合わせようなんて記述があったが、カード作りも下流を分かっていないとチーム内の開発しやすさを意識した粒度でカードを作れない、等…。

リーダブルコードが書けるようになってからアジャイル開発を深く勉強してみようと勧められたので、いづれ絶対にそうしたい。

具体的にはこちらの本を指定された:

amzn.asia